赤ちゃんの授乳(欲しがるときに欲しがるだけ)new|北見の小児科医・院長が解説|秋山こどもクリニック
 

赤ちゃんの授乳(欲しがるときに欲しがるだけ)new

赤ちゃんの授乳(欲しがるときに欲しがるだけ)更新

生後2か月頃の赤ちゃんは、疲れるまでおっぱいを飲み続けます。そのため、母乳と比べて大きな吸引力を必要としない哺乳瓶からの授乳(人工乳)では、必要以上にたくさんのミルクを飲んでしまうことがあります。

3か月健診では、びっくりするくらい太った赤ちゃんをよく見かけます。「太りすぎているから」と哺乳量を制限するよう指導されているケースもありますが、この時期は、体重が増えているからといって、むやみに哺乳量を制限する必要はありません。

生後3か月を過ぎると、疲れなくても満腹になれば自然に飲むのをやめるようになります。そのため、哺乳量がさらに増え続けることもありません。また、お座りやハイハイなど、体の動きも少しずつ活発になり、体重の増加も自然にゆるやかになっていきます。

授乳のリズムも、少しずつ変わってきます。生後しばらくは時間を決めて授乳するのがよいのですが、少し慣れてきたら、赤ちゃんが泣いておっぱいを欲しがったときに、欲しがるだけ与えてください。最初のうちは、1回に飲む量も、欲しがる間隔も不規則です。

特に母乳は、ミルクと比べて胃にとどまっている時間が短く、すぐに腸へ移行します(いわゆる腹持ちが悪い)。そのため、赤ちゃんはすぐに空腹になって泣き出すことがあり、人工乳に比べて授乳回数が多くなり、大変に感じることもあります。しかし、3か月頃になると哺乳量はだいたい一定してきて、ほぼ決まった間隔でおっぱいを欲しがるようになってきます。

一方で、3か月を過ぎると「遊び飲み」の要素も加わり、機嫌が悪いときなどには、おっぱいを飲まないこともよくあります。この頃、「急におっぱいを飲まなくなった」という相談をよく受けます。

3か月頃は、このように哺乳の形が大きく変わる時期です。そのため、一時的におっぱいを嫌がるように見えることもありますが、ジュースなどを与えず、少し我慢させて十分に空腹にすることも必要です。そのほかの症状に気をつけながら、あまり神経質にならず、おおらかな気持ちで授乳してあげてください。

秋山こどもクリニック院長
執筆・監修
秋山こどもクリニック 院長
日本小児科学会認定 小児科専門医
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