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北見小児科医師が書いた子育てアドバイス

子どものアレルギー⑥ 学童期以降の食物アレルギー

食物アレルギーの有病率は、乳幼児期が5~10%ですが、学童期には1~2%まで低下します。それでも10~30万人いることが推測されます。

乳幼児に発症した鶏卵、乳製品、小麦などの食物アレルギーの多くが、年齢とともに接取できるようになってゆきます。

年長児の食物アレルギーの原因食物としては、食生活の広がりとともに、果物類、魚介類、甲殻類、ソバ、ナッツ類など多彩になります。年長児からの発症例は、乳幼児期の卵や牛乳と比較し、耐性が獲得されにくい特徴があります。

口腔アレルギー症候群や食物依存性運動誘発アナフィラキシー(中学生で6000人に1人の頻度)という特殊な食物アレルギーも学童期以降に発症することが知られています。

とくに北海道はシラカバによる花粉アレルギーが多く、それに伴う口腔アレルギー症候群、とくにバラ科の植物であるリンゴ、モモ、サクランボなどで症状が出て、受診されるケースがよくみられています。


【口腔アレルギー症候群とは?】

特定の果物や野菜を摂取後すぐに、口腔内のかゆみやイガイガ感、のどがつまる感じなどの口腔内の症状をきたす疾患です。症状は口腔内に限局している場合がほとんどですが、まれに全身症状を起こすことがあります。

一般に同じ果物や野菜でも生の食品で出やすく、加熱することで食べることができます。花粉と類似した抗原構造を持つ食物に反応(交叉抗原性)すると考えられており、花粉食物アレルギー症候群とも呼ばれています。花粉と交叉抗原性を起こす可能性がある果物を表に示します。北海道におけるシラカバ花粉症の患者さんの20~40%に口腔アレルギー症候群の合併があるとされています。症状が出る果物などは口にしないよう気をつけることが大切です。

表)花粉抗原との関連が報告されている主な果物・野菜 | 小児科コラム

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