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北見小児科医師が書いた子育てアドバイス

病児保育 その②

病児保育とは、一般的には親が就労しているなどで、保育所に通っている子どもが病気になったとき、 親が仕事を休めないときには、親に代わって病気の子どもの世話をする、という意味で使われています。 病児保育は、病気の子どもを預かる単なる臨時託児所ではなく、通常の保育に比べ多くのリスクを 抱えます。子どもの病状は時間単位で変わります。子どもたちがくつろぎ、安心して1日を過ごせる ような場所、そして父母が安心して子どもを預けられる病児保育室であるためには、スタッフの高い 意識とスキルが求められています。

現在は、全国で1,300か所以上の病児保育施設があります。医療機関併設型、保育所併設型、単独型の 3つのタイプがあります。私達が4月から開設する病児保育室「すくすく」は、オホーツク管内で初の 医療併設型の施設になります。

「すくすく」の利用の仕方

【1】事前登録は必要か
事前登録は必要ありません。利用時に、病歴、予防接種歴、アレルギーの有無などを詳細にチェック します。必ず母子手帳、おくすり手帳などをご持参ください。

【2】預かる病気について
入院加療の必要がない児、すべてが対象となります。なお感染力が強く、社会的影響が大きい 麻疹、結核の疑いがある場合は利用できません。異なる感染症児が重なる場合であっても、 2つある隔離室を利用して対応してゆきます。

【3】医療機関とのかかわりについて
他院からの医師連絡票は、必ずしも必要としません。病状で不明な点がある場合などは、 かかりつけ医への問い合わせなど、医師が適切に対応してゆきます。

【4】予約、定員、利用時間、食事、料金など
利用は1歳~就学前の児、予約は電話もしくは病児保育予約ネットシステムをご利用下さい。 先着順に受け付けます。定員に空きがあれば当日予約も可能です。
定員は、3名。利用時間は午前8時30分から午後6時、土日、祝日は休館。食事(昼食)、おやつは 提供いたします。
料金は、3歳未満2,300円、3歳以上1,800円です。

概略を紹介しましたが、詳細はホームページをご覧ください。

なるべく皆さんが出来るだけ利用しやすくするために、利用時の煩雑な事務手続きは省略 しました。また市内の保育所併設型病児保育室『こあら』とは、ネットを利用した予約 システムを活用し、常に利用状況などを共有し協力しあって、お母さん方のニーズに 答えてゆきます。
必要と思われる場合は、ぜひご利用ください。

病児保育室「すくすく」

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