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北見小児科医師が書いた子育てアドバイス

見える・見る2

赤ちゃんの視覚がどのように発達してゆくのか、赤ちゃんの行動を通して考えてみましょう。まず生後1ヶ月ごろが一番出やすい「共鳴動作」というのがあります。

赤ちゃんを抱っこした状態で、お母さんが舌を出したり引っ込めたり10回以上繰り返すと、赤ちゃんが同調したように舌出し動作をします。(必ず簡単にいつでもというわけにはいかないようですが・・・)赤ちゃんが物を見る準備ができましたよ、というサインです。
生後2~3ヶ月になるとこの動作は次第に消失してゆきます。

生後1ヶ月で物をじっと見る「固視」、2ヶ月で「追視」ができます。
2~3ヶ月ころには、明らかにお母さんの顔の表情を読み取り、笑い返します。
3~4ヶ月になると、自分の手を見つめる行動をします「手凝視行動」。

さらに5~6ヶ月で、赤ちゃんはさかんにおもちゃに手をのばします「手伸ばし行動」。
これはおもちゃが欲しいとかそれで遊ぼうということよりも、ただひたすら目に入った物に手を伸ばして満足し、口にもってゆきます。

6~7ヶ月になると小さな物にも手を伸ばして遊びます。
その動きは機敏であり、これらの動作は手と目の協調が必要であることから、両眼視機能が関与して働き始めたことがわかります。

9ヶ月になると、生理的に握り反射が消えて、赤ちゃんは手に握っていた物を手当たり次第に「落とす」ようになります。取って、握って、落とすことを楽しんでいるように見えます。

10ヶ月ころから、シールをはがしたり、穴に指をつっこんだり、電化製品のスイッチなどをいじったりします。尖った物や凹んだ物に、発達中の両眼視機能を働かせて、手で触れてみようとします。
両眼視機能が働き始めたこの頃から、片目を目かくしされると激しくいやがります。

1歳を過ぎて言葉が出始めるようになると「指差し」をしながら、お母さんに話しかけてきます。2歳ころから練習すると、片目で上手に見ることができるようになります。

赤ちゃんの目の使い方や動きの異常が、神経的な異常をしめすサインとなることがあります。最近は子どもの視力も比較的容易に測定できるようです。気になる方は眼科・小児科医にご相談ください。

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