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北見小児科医師が書いた子育てアドバイス

子どもの事故②誤飲

誤飲は、コインやタバコなど大きすぎる食べ物や異物などを誤って飲み込んでしまうことを言います。赤ちゃんは、興味のあるものに対し何でもmouthing(口に入れ、なめたり噛んだり)して学習し、次第に食べられないものは口に入れなくなります。

このmouthingは生後6~10ヵ月頃に最もさかんで、一日トータルで平均70分くらい行っているようです。発達にとって必要な行動ですから無理に止めることはよくありません。

食べ物とそうでない物を区別できるようになるのは、1歳半から2歳とされています。最も頻度が高いタバコの誤飲は生後6~17ヵ月の児で8割を占めています。誤飲の原因を図に示します。

誤飲の原因 | 小児科コラム

タバコが35・8%、医薬品16・4%、玩具8.5%の順となり、生後6~1歳6ヵ月の乳幼児がほとんどで、半数以上が16~22時に発生しています。

タバコ誤飲は、灰皿代わりにした空き缶のスイガラの誤飲が多いようです。水などを飲ませ、できるだけ吐かせてから医療機関を受診するようにしましょう。
タバコを少しかじったくらいでは大丈夫ですが、2㎝以上誤飲している可能性がある場合は、胃洗浄が必要となります。4時間以上たっても嘔吐などの症状がでなければ問題ありません。タバコの成分が溶け出した水溶液を飲んだ場合は症状がすぐ出やすいので、すぐ小児科を受診してください。なおニコチンの致死量は乳幼児で10~20㎎とされ、タバコ約1本分です。

医薬品は、自らフタや包装を開いて家人のマネをして誤飲するため2歳前後が多いようです。放電しきっていないボタン電池は、誤飲すると消化管穿孔を起こす可能性があるので速やかに医療機関を受診しましょう。

家庭での誤飲処置の注意点として、内容物の確認をせずに水や牛乳を飲ませてはいけません。吐かせてはいけない場合は、

  1. 意識障害の存在
  2. 6ヵ月以下の乳児
  3. 灯油、シンナーなどの揮発性油類の誤飲
  4. 強酸・強アルカリなどの腐食性物質の誤飲
  5. 画びょう、針などの鋭利な物の誤飲などです。

処置が分からない場合の問い合わせは、

  • 日本中毒情報センター中毒110番、大阪…0990-50-2499
    (24時間対応・年中無休・ダイアルQ2)
  • つくば…0990-52-9899
    (9~21時のみ対応、ダイアルQ2)

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