睡眠(赤ちゃんの昼、夜の逆転)new|北見の小児科医・院長が解説|秋山こどもクリニック
 

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睡眠(赤ちゃんの昼、夜の逆転)更新

産院を退院する際、「赤ちゃんはだいたい3時間おきに目を覚まし、おっぱいを欲しがって泣きますよ」と説明されます。しかし、初めての子育てでは、その間隔が少し早かったり遅かったりするだけで、不安を覚えることも少なくありません。

生まれたばかりの赤ちゃんは、おっぱいを飲んだ後はすやすやと寝ています。1日の2/3は眠っているのですが、このときの眠りは完全にこま切れ型、寝たり起きたりを繰り返します。これは浅い眠り(REM睡眠)の割合が多いためで、少しの刺激で覚醒してしまいます。その後は、寝たり起きたりの回数が減少していき、体内時計に関与するホルモン(メラトニン)の分泌が安定してくることに伴い、睡眠時間は少しずつ遅い時間帯へずれていきます。

生後3~4ヶ月頃には、昼夜の区別がつくようになり、生後5~6ヶ月頃には、睡眠の大部分が午後8時から翌朝の間になり、起きている時間帯は昼間ということになります。睡眠と覚醒のリズムがしっかり作られるのは、生後4~5ヶ月ということです。

うちの子は、昼と夜が逆転して、昼間は寝てばかり、夜中眼バッチリで大変だという悩みをよく耳にします。この赤ちゃんの昼夜の逆転は、睡眠と覚醒のリズムが作られていく過程で比較的よくみられることのようです。原因は、体内時計の25時間周期と地球時間の24時間周期のずれと言われています。いわば生理的な現象でもあり、特別なことをしなくてもやがては自然に改善していきます。

しかし赤ちゃんが、上手に生理的な睡眠、覚醒のリズムを獲得できるよう親の生活パターンにも配慮することは重要です。いつまでも夜更かしせずに赤ちゃんとともに寝てみてはどうでしょう。体内時計と地球時間の同調には、昼夜の明暗周期、食事、養育者の生活リズム、そして朝の光が大切です。親子で一緒に寝たらしっかり朝日を浴びて下さい。

ちなみにこどもの睡眠時間は、生後2週までは16時間、生後3~5ヶ月で14時間、6ヶ月~2歳で12~13時間といわれています。

秋山こどもクリニック院長
執筆・監修
秋山こどもクリニック 院長
日本小児科学会認定 小児科専門医
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