赤ちゃんの授乳(母乳は足りている? ミルクは飲みすぎ? ~授乳量の不安について~)new|北見の小児科医・院長が解説|秋山こどもクリニック
 

赤ちゃんの授乳(母乳は足りている? ミルクは飲みすぎ? ~授乳量の不安について~)new

赤ちゃんの授乳(母乳は足りている? ミルクは飲みすぎ? ~授乳量の不安について~)更新

母乳で育てているお母さんも、ミルクで育てているお母さんも、哺乳量はこれでちょうどいいのか、飲みすぎなのか、足りないのか、と不安になることがあると思います。

ミルクを飲ませるほうが、月齢により大まかなミルク量が決まっていることもあり、不安は少ないかもしれません。混合栄養の場合でも、母乳をあげたあとに一定量のミルクを用意し、赤ちゃんがイヤイヤするまであげることで、これまた一安心です。

一方、完全母乳の場合は、これで十分なのかはっきりしないことが多く、不安を感じやすいものです。赤ちゃんみんながゴクゴクいっぱいおっぱいを飲んでくれるとも限りませんし、眠ってばかりで起こしてもなかなか飲んでくれず、体重が増えているか心配になることもあるでしょう。

特に生後1か月頃までの赤ちゃんは、授乳直後でもよく泣きますので、こうした不安から、おっぱいのあとにミルクを追加するケースも多いと思います。しかし、赤ちゃんが泣く理由は空腹だけではなく、眠い、抱っこしてほしい、おむつが気になるなどさまざまです。安易なミルクの追加は、おっぱいを飲む機会を減らし、母乳の分泌にも影響することがあります。これは、赤ちゃんとお母さんにとって大切な母乳育児の機会を失うことにつながってしまいます。

では、母乳が足りているかどうかをどのように判断すればよいのでしょうか。

実は、赤ちゃんの飲み方や、お母さんのおっぱいの張り具合・出方だけでは正確に判断することはできません。最も大切な目安は、赤ちゃんの体重が順調に増えているかどうかです。

定期的に体重を測り、順調に増えていれば、現在の授乳方法で十分と考えてよいでしょう。母乳を何分飲んだか、ミルクを何ml飲んだかよりも、赤ちゃんがしっかり成長していることが何より大切です。

体重増加の目安

  • 生後3か月頃までは、30~50g/日 程度の体重増加が目安です。
  • 3~4か月健診では、出生体重のおよそ2倍になっていれば順調と考えられます。
  • 6か月健診、9か月健診では、それぞれ前回の健診から約1kg程度増えていれば、おおむね良好な発育の目安となります。

もちろん、赤ちゃんの成長には個人差があります。体重だけでなく、機嫌がよく、元気に過ごし、おしっこがしっかり出ていることも大切なポイントです。

秋山こどもクリニック院長
執筆・監修
秋山こどもクリニック 院長
日本小児科学会認定 小児科専門医
医師の紹介

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