0157-66-2255
0157-66-2255

北見小児科医師が書いた子育てアドバイス

子どもの予防接種 B型肝炎ワクチン②

現在、日本で行われているB型肝炎ワクチン接種の適応は、
  1. 家族内(とくにパートナー)に、B型肝炎ウイルス(HBV)キャリアがいる場合
  2. 医療従事者
  3. HBVキャリアの母親から出生した新生児(前回述べました)
  4. HBV抗原陽性の血液による汚染事故後の肝炎発症予防、の4つです。

HBe抗原陽性血の汚染による場合と母子感染予防措置は健康保険の適応となりますが、それ以外のB型肝炎予防目的でのワクチン接種は自費となります。

(肝炎予防目的でのワクチンの接種方法)

通常、0・5mlを4週間間隔で2回、さらに20~24週後に1回、皮下または筋肉内に注射します(10歳未満は0・25mlを使用)。抗体陽性率は92・4~96・3%ときわめて良好です。

血液の汚染事故の対応

HBs抗原・抗体陰性者にHBVを含む血液や体液による汚染事故(針刺し事故など)が起こった場合、事故後なるべく早く(遅くとも48時間以内)にHB免疫グロブリンを投与し、さらにウイルス量が多いと予測される場合(HBe抗原陽性の時など)は、ワクチン接種を併用(直後、1ヵ月、3ヵ月後の3回接種)します。

(付)A型肝炎ウイルスワクチン

A型肝炎の頻度は、各国の衛生状態と密接に関連しています。発展途上国においても衛生環境の向上に伴い発生率はいくらか減少しつつあるようですが、それでもいまだに世界中で年間140万人の患者数が報告されています。先進国では抗体を持っている人の割合は低く、日本から海外特に発展途上国に赴任する場合は、ワクチン接種が必要となります。
0・5mlを2~4週間隔で2回、長期間抗体を維持させるためには24週後に3回目の接種をします。急ぐ場合は、0・2週の2回の接種で十分とされています。

A・B肝炎ウイルスワクチンは不活化のワクチンで、ともに安全性の高いワクチンであり、重篤な副作用の報告はありません。

Copyright © 2017 北見市 小児科 秋山こどもクリニック

小児科HOMEへ戻る